[木箱入り]
黒地に白い釉薬、というのは、啓蔵作品の中ではひとつのモチーフのようでもあります。
同じ取り合わせでも、ひとつひとつ雰囲気が違うのが不思議です。
この作品を見たイメージは「きりりとした端正さ」です。
私はピアノ曲を聴くのが好きなのですが、ピアノの音でたとえるならば、硬質なピアノの音、でしょうか。
よく見ると、地味なようで、実は、白い釉薬は動きがあって力強く、表現がおもしろいです。(ここが啓蔵作品らしいところでしょうか。)
一番上から、白い釉薬をかける、というのは啓蔵らしい手法ですが、よく見比べてみると、釉薬の粘度(のようなもの)が違うのでしょう。
今回の作品のように(粘度が低い釉薬を使って)白い釉薬をかけると、きりりと引き締まって見えます。
景色が、本当におもしろい作品だと思います。
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・型番 |
1067 |
・販売価格 |
11,000円(税1,000円)
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