萩原啓蔵(1927–2021)
萩原啓蔵は鹿児島を拠点に活動した陶芸家です。
焼成によって生まれる形や釉薬の自然な変化を大切にした、個性が宿る作品を追求し続けました。
特に釉薬の研究に力を注ぎ、生涯を通して多くの独自釉薬を生み出しました。
その試みのひとつとして、鹿児島の活火山・桜島の火山灰を取り入れたものもあり、作品に独特の質感と表情(景色)を与えています。
啓蔵の作品には、侘び寂びに通じる静かな味わいがあります。日常の器でありながら、日本の陶芸の美意識を感じさせる作品として親しまれています。
受け継がれる意志 |A Legacy in Clay and Spirit
萩原啓蔵という一人の陶芸家が、2021年にその生涯を閉じました。
残された作品たちは、彼が工房で火と向き合い、釉薬の配合を重ねた歳月の記録そのものです。
今、私たちがこのショップを運営しているのは、啓蔵が愛した「景色」を、これからの時代へ繋いでいくためです。
お届けするすべての作品は、作家本人の手によって生み出され、管理されてきた正真正銘の作です。手に取った瞬間に伝わる土の温度や、高台に刻まれた確かな印。それらすべてが、萩原啓蔵という作家が生きた証です。